previous arrow
next arrow
Slider

住みたい街は暮らしやすい街か 

福祉、交通アクセス、防災、環境、文化などを暮らしやすい土地の条件としてあげ、それらの基準から現在や未来のライフスタイルにあわせて、土地選びをすることになるでしょう。毎年発表される住みたい街のランキングでは、おなじみの人気の街の名前が挙がり、いつかそれらの街で、新築や分譲住宅、暮らすことに憧れをもつ人も少なくないでしょう。しかし憧れの住みたい街が、実際に暮らしやす街であるかどうか、これは必ずしもイコールではないということを、有識者たちはこのように具体例をあげて指摘しています。例えば、駅の乗降者数。アクセスが良い駅は便利であるのはいうまでもありませんが、それは同時に混雑を意味します。近年人気の街の上位に楽されるようになった東京近郊のベッドタウンのM駅は複数の路線が走りアクセス良好で、以前は土地選びの「穴場として」知られていたようです。やがてその人気が高まり、それゆえ近年人口が急上昇し、乗客数は約20年で倍ほどに膨れ上がっている混雑する駅になったといます。人気の街では人口の急増に対して、たとえば医療や教育などのインフラの整備が間に合わないという事態も起こりうるのです。人口密度が増せば、必然的に高層タワーマンションの建築も相次ぎますが、そこではたとえば強烈なビル風の危険が問題になることもあるようです。ある企画で複数の専門有識者が多角的に選んだ「住みやすい街 ベスト5」には、関東圏、関西圏においても、毎年発表される「住みたい街 ベスト5」に入る街は、一つも含まれていませんでした。街の現在の状況や、都市計画の将来性、土地柄による気風等、人気やイメージだけに、頼らずに実際に街に運んだり、インターネットを活用し情報を得ながら、慎重に検討しながら土地を選んでゆくことが重要です。